セミナー/コースの概要・料金
第25回春季大会は以下の8つのセミナー17のコースを企画しました。セミナー・コースの目的をご理解いただき、ご要望に合うセミナー、コースを選択してご登録をお願いいたします。複数のコースを受講いただくことも可能です。
1.核医学基礎セミナー
核医学診療に初めて携わる医療関係者や、核医学関連企業にお勤めの初心者、核医学に興味のある研修医や学部学生を対象としたセミナーです。核医学診療の特徴、使用する機器や放射性医薬品の基本や原理、核医学診療の基礎を学びます。
(1) 学部学生・初期研修医コース(研修医、学部学生、修士課程の大学院生が対象、社会人不可)
核医学に興味のある研修医、学部学生、修士課程の大学院生限定のコースです。学部の授業より実践的な内容を集中的に修得することができます。申し込みの際に身分を証明できる書類のアップロード(jpegファイル形式でお願いします)が必要となります。参加費は2,000円です。
※講義内容は(2) 初心者コースと同じです。
※社会人不可
※定員数を設ける場合があります。
(2) 初心者コース
核医学診療に関る規制や、核医学臨床の実際を臓器、疾患別に学ぶコースです。核医学に関係する企業にお勤めの方は、核医学診療の様子を一連の講義から効率良く学ぶことができます。
(3) 看護師コース
核医学診療の実際を再確認していただき、核医学診療を受ける患者さんへの説明に十分な知識を1日で修得することができます。最後に受講で得た知識を確認する試験を実施し、一定の成績を修めた方には、修了証を発行いたします。職場での地位向上などにご活用いただければ幸いです。日本核医学会が認定する核医学診療看護師制度の発足に伴い、核医学基礎セミナー看護師コースの修了証が核医学診療看護師の資格を取得する上で必要になります。
(4) 看護師アドバンストコース
すでに看護師コースを修了された方で、核医学の基礎ならびに臨床の知識をさらに深めたいという方を受講者として想定したコースです。初心者コースの後半部分のみを1つのコースとしたものです。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
1 | 学部学生・初期研修医コース | 20 | 核医学診療に興味を持っている初期研修医、学部学生、修士課程の大学院生 ※社会人不可 |
¥2,000 ※証明書 必要 |
2 | 初心者コース | 20 | 核医学診療に初めて携わる医療関係者や、核医学関連企業にお勤めの初心者 | ¥24,000 |
3 | 看護師コース | 12 |
|
¥11,000 |
4 | 看護師アドバンストコース | 8 | 看護師コースを受講済で、核医学基礎知識習得を希望される方 | ¥10,000 |
※学部学生・初期研修医コースは研修医、学部学生、修士課程の大学院生としての身分を証明できる書類のアップロード(ファイル形式:jpg、png、gif、pdf)が必要となります。アップロードされた書類が不適切な場合は、ご所属先の機関に確認させていただく場合があります。また、対象外の場合は初心者コースの参加費24,000円をお支払いいただく場合がありますので、正確なご登録をお願い致します。
2.核医学専門医教育セミナー
既に核医学診療に携わっている医師を対象としており、以下の2つのコースがあります。
(1) 核医学専門医受験者コース
近い将来、専門医試験を受験する医師が対象です。核医学専門医に求められる日常診療の基礎から応用までを具体的に解説します。核医学の教育カリキュラムに沿ってプログラムを編成していますので、核医学診療の必須の知識を要領よく学ぶことができます。
(2) 核医学指導者コース
核医学専門医が対象で、核医学専門医の資格更新に必要な単位を修得すること、また、核医学教育施設・病院に最低1名は必要な核医学指導者となるための知識を修得することを目的としています。臨床に用いられる基本的なガイドラインから今日のトピックスまで、核医学の教育指導に必要な内容をもとにプログラムを編成していますので、知識のブラッシュアップにも役立ちます。単位認定のためには出席の確認が必要です。出席が充分でない場合には単位修得が認められない場合があります。
日本専門医機構認定放射線科専門医更新に必要な領域講習については、今大会では開催しません。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
5 | 核医学専門医受験者コース | 14 | 核医学専門医試験を受験する医師 | ¥22,000 |
6 | 核医学指導者コース | 11 | 核医学専門医資格更新もしくは核医学指導者を目指す核医学専門医 | ¥20,000 |
3.PET研修セミナー
この研修セミナーは医療法施行規則に定める【陽電子断層撮影診療に関する所定の研修】に相当しています。“PET核医学認定医”資格を取得する上で必要な法的規制、放射線防護、そして読影のポイント等、PET診療に必須の基礎知識と実際上の取り扱いが【陽電子断層撮影診療に関する所定の研修】に沿って、解説されます。
当セミナーは、日本核医学会が主催し、日本核医学技術学会、日本医学放射線学会、日本放射線技術学会、日本診療放射線技師会、日本アイソトープ協会との共催となります。
(1) 医師・歯科医師コース 基礎/臨床コース
医師・歯科医師を対象としたコースでPET検査に関わる基礎、臨床、法律・規制などを修得します。“PET核医学認定医”資格を修得するために必要な『PET研修セミナー修了証』を得るためには、講義すべてを受講することと、受講で得た知識を確認するテストにて一定の成績を修めることが必須です。
(2) 診療放射線技師コース 基礎/臨床コース
診療放射線技師を対象としたコースで、PET検査を運用・管理する上で必要となる基礎、検査、法律・規制、撮像技術、画像処理、放射線防護について修得します。 核医学専門技師認定試験を受験するために必要な『PET研修セミナー修了証』を得るためには、講義すべてを受講することと、受講で得た知識を確認するテストにて一定の成績を修めることが必須です。
(3) 基礎コース、臨床コース(医師・歯科医師コース / 診療放射線技師コース)
下記のどちらかの条件を満たす方が対象のコースです。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
7 | 医師・歯科医師コース 基礎/臨床コース |
20 |
|
¥20,000 |
8 | 医師・歯科医師コース 基礎コース |
12 |
|
¥10,000 |
9 | 医師・歯科医師コース 臨床コース |
8 |
|
¥10,000 |
10 | 診療放射線技師コース 基礎/臨床コース |
20 |
|
¥20,000 |
11 | 診療放射線技師コース 基礎コース |
12 |
|
¥10,000 |
12 | 診療放射線技師コース 臨床コース |
8 |
|
¥10,000 |
4.PET核医学エキスパートセミナー
PET核医学認定医、PET研修セミナー修了者、核医学専門医、診療放射線技師が対象で、PET核医学診療の実績のある方に最新の情報と高度な内容を提供するセミナーになります。
PET核医学認定医資格更新制度に関する規程に記載していますPETに関する研修セミナーに該当いたしますので、PET核医学認定医の資格更新を予定される方に受講をお勧めします。なお、PET核医学認定医の資格更新を予定される方は、PET核医学エキスパートセミナーを受講されれば、PET研修セミナー医師・歯科医師コースを受講する必要はありません。
ただし、PET核医学認定医の認定期間終了時に核医学専門医である方は PET核医学認定医の資格が自動的に更新されます。よって、PET核医学認定医の資格更新を申請する必要はありません。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
13 | PET核医学エキスパートセミナー | 7 |
|
¥20,000 |
5.放射性医薬品エキスパートセミナー (旧名称:PET施設認証セミナーPET薬剤製造コース)
日本核医学会では2017年には核医学認定薬剤師制度を発足させ、認定を受けた薬剤師が増えつつあります。さらに近年、放射性抗がん剤とも言える治療用放射性医薬品も増加する傾向にあります。2022年の診療報酬改定ではPET診療および核医学治療(内用療法)において各施設の薬剤師から任命される放射性医薬品管理者をおく事が望ましいとされました。また、「分子イメージング臨床研究のためのPET薬剤の基準 I.製造基準」に基づきPET薬剤を製造するために必要となる、製造管理や品質保証の知識とノウハウを習得することも重要です。
そこで、2011年より開催してきたPET薬剤製造コースを発展的に解消し、2021年より放射性医薬品エキスパートセミナーとしました。放射性医薬品に関連する各種知見をアップデートすることで、これまで同様、PET薬剤製造施設認証の取得と施設維持に役立てていただくとともに、各種放射性医薬品を用いる日々の業務に活かしていただけることを目的として当セミナーを開講するものです。また新しく核医学領域に携わる薬剤師に対する啓発活動も目指しています。講義はこれまで行ってきたPET薬剤製造コースの内容に加えて、新しい放射性医薬品の開発動向について基礎的な観点からの解説や核医学領域における薬剤師の活動などについて、毎年内容を吟味し講義を構成します。また、学会製造基準施設や治験薬GMP施設を構築されている先生方には、年次の教育訓練の一環として活用できるよう考慮します。
また、核医学認定薬剤師制度に関する規定(第3条5、第7条4)に記載しています所定の核医学認定薬剤師の認定および更新に関連する春季大会のセミナーは、「核医学基礎セミナー」・「PET 研修セミナー」・「放射性医薬品エキスパートセミナー(旧・PET 薬剤製造施設認証セミナー)」がそれぞれ15単位、それ以外が5単位に該当します。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
14 | 放射性医薬品エキスパートセミナー | 10 |
|
¥12,000 |
6.PET施設認証セミナーPET撮像認証コース
PET撮像施設認証は、PET検査が学会の定める標準的な方法で実施されて、質の高いPETデータが収集できていることを、本学会が認める制度です。この制度により、その施設が当該PET検査に関して十分な質のPETデータを収集できる能力があることを確認することができます。認証制度には、主に診療で実施されるPET検査を念頭にして十分な精度で行われていることを認証する認証(I)と、医師主導治験や多施設臨床研究を実施する施設を念頭に置いたPET検査の精度を認証する認証(II)があります。アミロイドPETの保険診療を算定するための施設基準を満たすには、「保医発0 3 0 5 第6号 令和6年3月5日」に明記されているとおり、PET撮像施設認証を取得している必要があります。
PET撮像認証コースでは、多くの方に、標準プロトコールやPET撮像施設認証制度の特長と必要性について理解していただけるように、本制度に造詣の深い専門家が、撮像施設認証を受審する際の注意事項やファントム試験について解説します。そして、本コースの受講により、PET撮像施設認証を受審する契機となり、その施設のPET検査が質の高いレベルで実施できることを目指しています。
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
15 | PET撮像認証コース | 9 |
|
¥12,000 |
7.アミロイドPET読影講習会
アミロイドPETを実施するにあたって本学会による読影プログラムの受講・修了が必要となる見込みであることを受けて、アミロイドPET読影講習会を実施しています。
当講習は、従来3剤別々に実施していましたが、2021年の第21回日本核医学会春季大会からは3剤共通の内容の講習に一本化されました。これに伴い、視覚読影の診断精度を確認することよりも、アミロイドPET検査を安全適正に運用する上で必要な知識や技術に重点を置く内容となります。認定対象となる薬剤にかかわらず、受講者は3種類の薬剤の投与・撮像・読影について添付文書に記載されている程度の基本知識の習得が求められます。
具体的にはアミロイドPETの意義、製造、撮像、読影法、運用法とトピックスの講義に引き続き、試験を実施し、試験合格者に修了証を発行します。
受講資格は、①~②のすべてを満たしていることです。
①PET核医学認定医もしくは核医学専門医であること
②アミロイドPET薬剤責任企業の提供する読影トレーニングを少なくとも1剤について修了していること
第25回春季大会アミロイドPET読影講習会参加登録時に「アミロイドPET読影講習会登録番号」を入力し、申し込み手続きを行います。「アミロイドPET読影講習会登録番号」をお持ちでない方は受講できません。
≪「アミロイドPET読影講習会登録番号」の入手方法≫
https://www.jsnm-spring.org/amyloid/
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
16 | アミロイドPET読影講習会 | 6 |
|
¥15,000
修了認定費
① Florbetapir ② Flutemetamol ③ Florbetaben 各¥5,000- |
- ※3薬剤のうち、いずれか一つの修了認定を希望する場合は、講習会参加費15,000円と修了認定費5,000円の合計20,000円となります。
- ※「Florbetapir」「Flutemetamol」「Florbetaben」すべての修了認定を希望する場合は、講習会参加費15,000円と修了認定費5,000円×3薬剤の15,000円の合計30,000円となります。
- ※3薬剤のうちいずれか一つ以上の薬剤の修了認定を選択してください。
8.核医学のための診療用放射線の安全利用
医療法施行規則が改正され、2020年4月から放射線診療を行う施設には「診療用放射線の安全利用のための研修」を毎年度1回以上実施することが義務づけられました。このコースは、本研修に対応する内容について放射線診療全般をカバーしたうえで、核医学における要点を示します。
本コースの「受講証明書」を得るためには、講義すべてを受講することと、受講で得た知識を確認するテストにて一定の成績を修めることが必須です。なお、本コースの受講をもって自施設での研修受講に替えてよいかどうかは、自施設の医療放射線安全管理責任者にご確認ください。
「受講証明書」には、法令に定められた以下の事項を網羅している旨が記されています。
①患者の医療被ばくの基本的な考え方に関する事項
②放射線診療の正当化に関する事項
③患者の医療被ばくの防護の最適化に関する事項
④放射線の過剰被ばくその他の放射線診療に関する事例発生時の対応等に関する事項
⑤患者への情報提供に関する事項
コース ID |
コース名 | 講義数 (1講義30分予定) |
対象者 | 参加費 (税込) |
---|---|---|---|---|
17 | 核医学のための診療用放射線の安全利用 | 2 | 放射線診療に従事される方 (放射線検査を依頼する医師、放射線検査の説明を行う看護師等を含む) |
¥4,000 |
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